参考動画
猫でも分かる UE5.0, 5.1 におけるアニメーションの新機能について | CEDEC+KYUSHU 2022 - YouTube
リンク先は、Template Animation Blueprint(以下、テンプレートAnimBP)の説明から再生されます。 こちらを見ていただければ、テンプレートAnimBPのことがすんなりと理解できるかもしれません。
テンプレートAnimBP(Template Animation Blueprint)とは?
アニメーションBPのAnimGraphやイベントグラフの共有ができる
スケルトンに依存しないため、異なるスケルトン間で共通のロジックを使うことが可能です。
人と、猫でボーン構造が異なっていても、 テンプレートAnimBPを継承することで、共通のイベントグラフの処理や、AnimGraphを使えたりします。
AnimGraphのステート遷移の仕組みを共通化し、継承先のAnimBPで再生するアニメーションシーケンスを上書きすることが可能です。
スケルトンとの依存関係
継承先のAnimGraphの編集ができない?
テンプレートAnimBPの継承先の子AnimBPでは、AnimGraphの編集は行えません。
この問題は、Animation Layer Interfaceを使うことで解決可能でが、ここではそのお話はしません。
テンプレートAnimBPを使う際は、この点を踏まえたうえで設計していく必要がありそうですね。
簡単な実装
テンプレートAnimBPの作成
テンプレートAnimBP(AB_Template)が作成できました。
テンプレートAnimBPを継承した子Animブループリントの作成
先ほど作成したAB_Templateを右クリックします。
これで子Animブループリント(AB_Template_Child)が作成されました。
テンプレートAnimBP(AB_Template)を実装
AnimGraphを開きます。
子Animブループリント(AB_Template_Child)を開く
AB_Template(テンプレートAnimBP)側でSequence Playerを追加したため、アセットオーバーライドタブからアニメーションシーケンスアセットを割り当てることができます。
これで簡単にですが、実装が完了しました。
テンプレートAnimBPには再生するアニメーションシーケンスアセットは設定されていません。
テンプレートAnimBP側では、ステート遷移だけを実装して、子Animブループリント側では再生するアニメーションだけを決定することが可能になります。